南部地区現存総社・多座合祀系充実度:基礎

六所神社 ろくしょじんじゃ

最終確認 2026-08-07

磐田市千手堂の村中に鎮座する。『静岡県磐田郡誌』(大正10年)は祭神を「表津少童命以下六神」とし、勧請年度は不詳ながら安永9年(1780)再建の棟札があると記す。同書は古老の伝えとして、この地は往古「大乃浦」の海浜であったため、海神六神を鎮座して産土神と崇敬したと伝える。「六所」の社名が海神六神に由来することを明言した、市内で最も明確な記録である。明治12年(1879)9月12日に村社に列した。

石鳥居と六所神社の参道。
石鳥居と六所神社の参道。(撮影:2026-08-07)

基本情報

六所神社の基本情報
神社名六所神社
読み方ろくしょじんじゃ
地区南部
系統総社・多座合祀系
住所静岡県磐田市千手堂674
主祭神表津少童命 郡誌
旧社格村社
例祭10月15日(『静岡県磐田郡誌』大正10年による)
管理形態未確認
位置およその位置(現地未確認) 国土地理院
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由緒

『静岡県磐田郡誌』(大正10年)の村社略記によれば、当時の天龍村千手堂字村中に鎮座した。祭神は表津少童命以下六神。勧請の年度は詳らかでないが、安永9年(1780)再建の棟札がある。同書は古老の伝えとして、この地が往古「大乃浦」の海浜であったことにより、海神六神を鎮座して産土神と崇敬したと記す。明治12年(1879)9月12日に村社に列した。境内神社として稲荷神社ほか八社があったが、明治43年(1910)2月28日に許可を得ていずれも本社へ合祀された。祭日は10月15日。 市内には六所を名乗る社が複数あり、豊浜の六所神社は祭神を綿津見三神(底津・中津・表津)と筒男三神(底筒男・中筒男・表筒男)の六柱と記す。本社の「海神六神」という記述はこれと符合し、「六所」の社名が海の神六柱に由来することを裏づける。あわせて、天竜川下流の低地が古くは海であったという地形認識も示している。

出典

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